リエントリの機序解明に向けたIn Vitro心筋配向モデルにおける興奮波伝播の可視化
リエントリの機序解明に向けたIn Vitro心筋配向モデルにおける興奮波伝播の可視化
カテゴリ: 部門大会
論文No: PS2-5
グループ名: 【C】2021年電気学会電子・情報・システム部門大会
発行日: 2021/09/08
タイトル(英語): Visualization of Excitation Wave in Orientation-Controlled Cardiomyocyte Cultures for Elucidating Reentry Initiation
著者名: 加茂野 照大(東京大学),陳 蕊(東京大学),榛葉 健太(東京大学),小谷 潔(東京大学),神保 泰彦(東京大学)
著者名(英語): Akihiro Kamono (The University of Tokyo),Rui Chen (The University of Tokyo),Kenta Shimba (The University of Tokyo),Kiyoshi Kotani (The University of Tokyo),Yasuhiko Jimbo (The University of Tokyo)
キーワード: 培養系|心筋細胞|配向性|リエントリ|In vitro|Cardiomyocyte|Orientation|Reentry
要約(日本語): 不整脈は主要な心疾患の1つである.特に,心臓内で興奮波が旋回するリエントリは致死性が高く,突然死の原因にもなりうる.突然死の防止には,リエントリの発生機序を基にした発生予測技術が必要であるが、発生機序は十分に解明されていない.培養系からリエントリの機序解明を目指す試みもあるが,培養系と生体内では様々な性質が異なるため,生体内を模倣することが必要である.特に重要な違いは,培養系では生体内と異なり,心筋繊維が配向性を持たない点である.本研究では,心筋細胞の配向性という観点から生体内の状態を模倣することで,リエントリの機序解明を目指した.まず,細胞を配向させた試料と対照群の配向度を定量化し,培養系において細胞を配向させられることを示した.さらに,細胞方向を制御した組織において,蛍光観察を用いて正常な拍動からリエントリへと遷移する様子を可視化した.
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