アンダーサンプリングされた単一正弦波信号に対する高精度瞬時周波数推定の検討
アンダーサンプリングされた単一正弦波信号に対する高精度瞬時周波数推定の検討
カテゴリ: 部門大会
論文No: PS4-1
グループ名: 【C】2021年電気学会電子・情報・システム部門大会
発行日: 2021/09/08
タイトル(英語): A Study on High Accuracy Instantaneous Frequency Estimation for Undersampled Single Sinusoidal Signals
著者名: 高尾 圭祐(東京理科大学),名取 隆廣(東京理科大学),相川 直幸(東京理科大学)
著者名(英語): Keisuke Takao (Tokyo University of Science),Takahiro Natori (Tokyo University of Science),Naoyuki Aikawa (Tokyo University of Science)
キーワード: 周波数推定|瞬時周波数|ヒルベルト変換器|可変フィルタ|Frequency estimation|Instantaneous frequency|Hilbert transformer|Variable filter
要約(日本語): 単一正弦波信号の周波数推定は幅広い分野で研究されてきた問題である.その1つの手法として,瞬時周波数を用いるものが挙げられる.この手法ではヒルベルト変換器を用いて解析信号と呼ばれる複素信号を生成し,この解析信号の瞬時位相を時間微分することで瞬時周波数を求める.しかし,有限次数で設計されたヒルベルト変換器は振幅にリプルが生じるため,推定された瞬時周波数は真の周波数以外にリプルに依存する振動成分が含まれる.この振動成分の周波数は入力周波数の偶数倍であり,これを除去することで高精度な瞬時周波数が可能となる.そこで本稿では,アンダーサンプリングされた単一正弦波信号に対して瞬時周波数推定を行った場合であっても,振動成分を除去することで高精度な瞬時周波数推定が可能となることを示す.
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