鉄道信号システムにおける雑音を考慮したOFDM伝送特性の向上に関する検討
鉄道信号システムにおける雑音を考慮したOFDM伝送特性の向上に関する検討
カテゴリ: 部門大会
論文No: PS5-8
グループ名: 【C】2021年電気学会電子・情報・システム部門大会
発行日: 2021/09/08
タイトル(英語): Improving Performance of the Orthogonal Frequency Division Multiplexing Transmission According Electricity Harmonics Environment in a Railway
著者名: 氏本 めぐみ(日本大学),望月 寛(日本大学),中村 英夫(日本大学),石川 了(京三製作所),佐野 実(京三製作所),西田 賢史(京三製作所)
著者名(英語): Megumi Ujimoto (Nihon University),Hiroshi Mochizuki (Nihon University),Hideo Nakamura (Nihon University),Ryo Ishikawa (Kyosan Electric Mfg. Co., Ltd.),Minoru Sano (Kyosan Electric Mfg. Co., Ltd.),Satoshi Nishida (Kyosan Electric Mfg. Co., Ltd.)
キーワード: 鉄道信号システム|自動列車制御装置|軌道回路|帰線電流雑音|OFDM|railway signaling system|automatic train control system|track circuit|return current noise|OFDM
要約(日本語): これまでATC(自動列車制御装置)などの鉄道信号システムでは,レールが伝送媒体として広く用いられてきた.近年では無線方式の列車制御システムも導入され,通信の信頼性を損なう干渉への対策が課題となっているが,レールを用いた方式では電気車の駆動に起因した帰線電流雑音による影響を評価してきた.このような背景から,先行研究ではレールへのOFDM伝送の適用を検討しているが,帰線電流雑音が変電所の電源周波数変動などに影響を受けるため,これに関する対策が必要であると考えた.本研究では電源周波数変動による帰線電流雑音の周波数変動を検出し,また,その影響を考慮したOFDMのサブキャリア選択を行うことで伝送特性の向上を図る手法を提案し,計算機シミュレーションによってその有用性を評価した.
PDFファイルサイズ: 559 Kバイト
受取状況を読み込めませんでした
