網膜に基づく動き検出電子回路の低消費電力化
網膜に基づく動き検出電子回路の低消費電力化
カテゴリ: 部門大会
論文No: PS6-1
グループ名: 【C】2021年電気学会電子・情報・システム部門大会
発行日: 2021/09/08
タイトル(英語): Motion Detection Electronic Circuits Based on the Retina with Low Power Consumption
著者名: 福田 有沙(津山工業高等専門学校),西尾 公裕(津山工業高等専門学校)
著者名(英語): Arisa Fukuda (National Institute of Technology, Tsuyama College),Kimihiro Nishio (National Institute of Technology, Tsuyama College)
キーワード: アナログ回路|ディジタル回路|網膜|動き検出|画像処理|Analog circuit|Digital circuit|Retina|Motion detection|Image processing
要約(日本語): 網膜に基づく動き検出回路の低消費電力化を試みた.網膜に基づき考案された中で最もシンプルな動き検出回路の基本回路が,エッジ検出を行うアナログ回路部と,動き検出を行うディジタル回路部で構成されているアナログ-ディジタル混在型の回路である.この回路は,ディジタル回路部の消費電力が高いという問題点があった.生体の視覚システムは,個々の神経細胞が並列に処理することで高速に処理することができ,暗闇の環境でもエッジ検出や動き検出を可能にしている.生体の視覚システムに基づくことで,新しい画像処理システムの実現が期待できる.これまでに考案してきた網膜に基づく動き検出回路は,基本回路を一次元または二次元に配列することで動き検出を可能にする.本研究では,動き検出回路を低電流で動作させることで,低消費電力化を試みた.考案した回路は,電子回路シミュレータ(SPICE)を用いて評価し,良好に動作することを確認した.
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