未知外乱を含む入出力データを用いたデータ駆動型制御系の一設計
未知外乱を含む入出力データを用いたデータ駆動型制御系の一設計
カテゴリ: 部門大会
論文No: PS7-1
グループ名: 【C】2021年電気学会電子・情報・システム部門大会
発行日: 2021/09/08
タイトル(英語): Design of a Data-Driven Control System using Input and Output Data including Unknown Disturbances
著者名: 大前 泰寛(広島大学),木下 拓矢(広島大学),山本 透(広島大学)
著者名(英語): Yasuhiro Omae (Hiroshima University),Takuya Kinoshita (Hiroshima University),Toru Yamamoto (Hiroshima University)
キーワード: データ駆動型制御|未知外乱|独立性独立性|data-driven control|unknown disturbance|independence
要約(日本語): 近年,操業データから直接制御パラメータを算出するデータ駆動型制御法としてVRFT法やFRIT法などが提案されている。これらの手法は目標値応答に着目した制御系設計であり,実機実験によりその有効性が確認されている。しかしながら,先行研究のいずれも初期データに未知外乱が含まれる場合,所望の応答を実現する制御機の設計が困難である。一方,多変量解析の分野で提案されている独立成分分析のように,信号の独立性に着目することで互いに干渉しあった信号の中から独立な成分を特定することが可能である。これを制御工学の分野に当てはめると,入力信号が独立であるとき,出力への伝達特性が未知であっても,観測した出力信号のみから入力信号が復元可能である。本論文では,初期データに混在する未知外乱を信号の独立性に着目して推定する。また,推定した外乱を用いたデータ駆動型制御の設計を提案する。提案法の有効性を数値例によって検証する。
PDFファイルサイズ: 459 Kバイト
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