脳波インタフェースのリアルタイム化におけるアルゴリズムの改善
脳波インタフェースのリアルタイム化におけるアルゴリズムの改善
カテゴリ: 部門大会
論文No: TC8-3
グループ名: 【C】2021年電気学会電子・情報・システム部門大会
発行日: 2021/09/08
タイトル(英語): Improvement of algorithm in real-time brain-computer interface
著者名: 田中 進吾(電気通信大学),水野 統太(電気通信大学),松本 悠佑(電気通信大学),水戸 和幸(電気通信大学),板倉 直明(電気通信大学)
著者名(英語): Shingo Tanaka (The University of Electro-Communications),Tota Mizuno (The University of Electro-Communications),Yu Matsumoto (The University of Electro-Communications),Kazuyuki Mito (The University of Electro-Communications),Naoaki Itakura (The University of Electro-Communications)
キーワード: 脳波|ブレインコンピュータインタフェース|視覚誘発電位視覚誘発電位|EEG|BCI|VEP
要約(日本語): 視覚誘発電位(VEP)を用いた脳波入力インタフェース(BCI)は、視覚刺激を見るだけで入力可能なため肢体障害者の利用を目的に研究されている。点滅刺激呈示時に、VEPの一種であるTRVEPを用いた同期加算における形状解析を行うと、10Hzの高速点滅刺激ならば2秒程度で点滅刺激注視の判別が可能であった。さらに一定間隔の点滅刺激ではない点灯間隔変動刺激を用いると、8種類までの注視判別が可能である。しかし点滅を呈示したいタイミングで表示できていない問題や、点滅表示と脳波取得のタイミングのずれが時間とともに大きくなるという問題がある。これらが解消されないと特徴的な脳波を得られず高い判別率は得られない。そこで本研究では、脳波による8選択肢判別においてアルゴリズムの改善を図った。点滅タイミングを遅延もフライングもなく表示するよう改善し、また点滅表示と脳波取得の開始タイミングを揃えることにより波形の再現性を高めることができた。
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