通信遅延を有する遠隔操作油圧ショベルにおけるアタッチメント予測位置表示が旋回作業に与える効果

カテゴリ: 部門大会

論文No: MC1-4

グループ名: 【C】2022年電気学会電子・情報・システム部門大会

発行日: 2022/08/24

タイトル(英語): Effect of Attachment Prediction Position Display on Swing Operation in Teleoperated Hydraulic Excavators with Communication Delay

著者名: 大川 夢月（広島大学）,永井 政樹（広島大学）,関塚 良太（広島大学）,伊藤 卓（コベルコ建機）,佐伯 誠司（コベルコ建機）,山﨑 洋一郎（コベルコ建機）,栗田 雄一（広島大学）

著者名(英語): Okawa Yuzuki (Hiroshima University),Nagai Masaki (Hiroshima University),Sekizuka Ryota (Hiroshima University),Ito Masaru (Kobelco Construction Machinery Co., Ltd.),Saiki Seiji (Kobelco Construction Machinery Co., Ltd.),Yamazaki Yoichiro (Kobelco Construction Machinery Co., Ltd.),Kurita Yuichi (Hiroshima University)

キーワード: 遠隔操作|建設機械|インターフェース|人間拡張|Teleoperation|Construction Machinery|Interface|Augmented Human

要約(日本語): 近年、日本における労働人口減少の問題のため、1人当たりの生産性向上が求められている。そこで遠隔操作油圧ショベルの開発が進められている。しかし、遠隔操作油圧ショベルでは生産性が低下することが指摘され、特に旋回作業における作業時間が増加することが指摘されている。その原因の1つに通信遅延の影響が考えられる。そこで本論文では、通信遅延を考慮したアタッチメント予測位置重複システムを構築し、その有効性を検証した結果について報告する。遠隔操作油圧ショベルにおいて、遅延のない油圧ショベルのアタッチメント予測位置をディスプレイに重畳表示するシステムを構築し、システムの妥当性を確認した。また、構築したシステムの有効性を確認するための被験者試験を実施した。検証の結果、作業時間及び操縦主体感が向上することが確認でき、システムの有効性が確認できた。