電力需給の調整力としての配水池のバッファ活用シミュレーション
電力需給の調整力としての配水池のバッファ活用シミュレーション
カテゴリ: 部門大会
論文No: OS1-11
グループ名: 【C】2022年電気学会電子・情報・システム部門大会
発行日: 2022/08/24
タイトル(英語): Utilization of Water Distribution Reservoirs for Power Supply and Demand Adjustment
著者名: 山原 裕之(東芝インフラシステムズ),横川 勝也(東芝インフラシステムズ),穂刈 啓示(東芝インフラシステムズ)
著者名(英語): Hiroyuki Yamahara (Toshiba Infrastructure Systems & Solutions Corporation),Katsuya Yokokawa (Toshiba Infrastructure Systems & Solutions Corporation),Hiroyuki Hokari (Toshiba Infrastructure Systems & Solutions Corporation)
キーワード: 配水池|電力需給|DR|VPP|Water Distribution Reservoirs|Power Supply and Demand Adjustment|DR|VPP
要約(日本語): 脱炭素化や再エネ導入が進展するにつれ、エネルギーのスマート利用のために、DRやVPPによる電力需給調整の検討が進められている。水道事業は全国の年間電力使用量の約1% を消費する大口需要家であり、地域の電力需給バランスの調整力の一部としての役割も期待される。特に、配水池をバッファとして送水ポンプの運転を制御することで消費電力を調整できる可能性がある。そこで、日配水量15000m3規模かつ容量7000m3の配水池における1年間の実機場データを基に、電力消費と配水池水位のシミュレーションを実施し、従来通りの水の安定供給を維持しながら電力需給の調整力として配水池を活用するポテンシャルを確認した。その結果、(1) 水位調整しやすい夜間帯であれば最大900kWh 程度の調整力が見込めること、(2)夏場の需要ピーク時間帯の電力抑制を想定した場合、13~16 時に最大330kWh の調整力が見込めることを確認した。
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