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バーチャルリアリティ環境下での距離に対する音声補正精度の検討

バーチャルリアリティ環境下での距離に対する音声補正精度の検討

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カテゴリ: 部門大会

論文No: OS2-6

グループ名: 【C】2022年電気学会電子・情報・システム部門大会

発行日: 2022/08/24

タイトル(英語): Accuracy of vocal compensation for distance in a virtual reality environment

著者名: 竹内 悠(香川大学),佐藤 敬子(香川大学)

著者名(英語): Yu Takeuchi (KAGAWA University),Keiko Sato (KAGAWA University)

要約(日本語): 本研究では,バーチャルリアリティ(VR)環境においてターゲットまでの距離に応じた発声補正精度と空間知覚精度の関係に着目し,実験的に検討した.実験では,8名の参加者が実空間とモデリング空間でターゲットまでの距離4条件で発声実験を行い,同時に主観的距離を報告した.得られた音声と距離知覚を分析した.その結果,環境(屋内・屋外)と呈示空間(実空間・VR空間)を組み合わせた全ての条件で,発声強度補正率は実空間の伝搬損失から計算した理想値と比較して小さくなった.発声と主観的距離の関係は,VR空間ではターゲットまでの距離を過小評価した一方で,発声は理想値より大きいというギャップが見られた.このことから,VR空間では実空間よりも距離に応じた発声補正や距離の推定精度が低下することが示唆された.

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