ARM Cortex A53実機環境におけるREMON-MPの提案

カテゴリ: 部門大会

論文No: OS3-5

グループ名: 【C】2022年電気学会電子・情報・システム部門大会

発行日: 2022/08/24

タイトル(英語): Proposal of REMON-MP in ARM Cortex A53 real machine environment

著者名: 池本 尚暉（大阪電気通信大学）,岩本 海斗（大阪電気通信大学）,寺戸 勇大（大阪電気通信大学）,南角 茂樹（大阪電気通信大学）

著者名(英語): Naoki Ikemoto (Osaka Electro-Communication University),Kaito Iwamoto (Osaka Electro-Communication University),Yudai Terado (Osaka Electro-Communication University),Shigeki Nankaku (Osaka Electro-Communication University)

キーワード: 組み込みシステム|マルチコアプロセッサ|密結合|リアルタイムシステム|Embedded System|Multi-core processor|Tightly coupled|Real-Time System

要約(日本語): 現在組込みシステムの需要が向上の一途を辿っている。組込みシステムは他のシステムとは異なり、現実世界に対応した応答、特に時間制約の確保が必須である。それを効率的に処理するための割り込み処理、排他制御・優先度を備えた並行処理が重要である。その実現方式としてCPUハードウェアとRTOSで実行する方法があるが、どちらも最悪実行時間の見積もりが容易ではない。そこで我々の研究室ではそれらの問題を解決したREMONの提案を行ってきた。
また近年システムの高機能化に伴い、マルチコアを用いた並列処理が重要視されている。そのため、先行研究でマルチコアに対応したREMON(REMON-MP)が提案された。しかし現状実機評価が行われておらず、時間制約の見積もりが容易であるかの証明ができていない。そこで本研究では、Zynq UltraScale+ MPSoC向けREMON-MPを開発し、実機評価を行う。