マルチキャスト割り込み利用マルチコアREMONにおけるマイグレーション機能の提案:第二報

カテゴリ: 部門大会

論文No: OS3-6

グループ名: 【C】2022年電気学会電子・情報・システム部門大会

発行日: 2022/08/24

タイトル(英語): Proposal of migration function in multi-core REMON using multicast interrupt: second report

著者名: 寺戸 勇大（大阪電気通信大学）,南角 茂樹（大阪電気通信大学）,岩本 海斗（大阪電気通信大学）,池本 尚暉（大阪電気通信大学）

著者名(英語): Yudai Terado (Osaka Electro-Communicatin University),Shigeki Nankaku (Osaka Electro-Communicatin University),Kaito Iwamoto (Osaka Electro-Communicatin University),Naoki Ikemoto (Osaka Electro-Communicatin University)

キーワード: マルチアコアプロセッサ|密結合|リアルタイムシステム|相互排除|Multi-core processor|Tightly coupled|Real-Time System|Mutual exclusion

要約(日本語): 近年、組込みシステムは搭載するコアのクロック数を上げるよりも、発熱や消費電力の観点からコア数を増やすことで処理能力の向上を図ってきた。また、ソフトウェアの対応によりシステム全体の処理能力を向上させることができるため、今までシングルコアプロセッサにのみ対応していたシステムはマルチコアプロセッサへの対応が求められている。我々が研究を進めるREMON(リアルタイム組込み簡易モニタ)はシングルコアプロセッサを対象としており、マルチコアプロセッサには対応していない。
そこで本研究ではREMONをマルチコアプロセッサに対応させ、今後、機器に搭載するコア数が増加した場合でも容易に負荷分散できるように新しくマイグレーション機能を追加する。
コアに割り当てられたタスクを再配置する必要が無く、増加したコアが既存のコアのタスクを横取りする形で負荷分散を行うためシステムの変更にかかる時間的コストを抑えることができる。