組み込みシステムにおける人為的排他制御ミスを防ぐロック方式の提案と検証
組み込みシステムにおける人為的排他制御ミスを防ぐロック方式の提案と検証
カテゴリ: 部門大会
論文No: OS3-9
グループ名: 【C】2022年電気学会電子・情報・システム部門大会
発行日: 2022/08/24
タイトル(英語): Proposal and verification of a locking scheme to prevent human exclusion control errors in embedded systems
著者名: 川谷 陽輝(大阪電気通信大学),南角 茂樹(大阪電気通信大学)
著者名(英語): Haruki Kawatani (Osaka Electro-Communication University),Shigeki Nankaku (Osaka Electro-Communication University)
キーワード: リアルタイムシステム|組み込みシステム|相互排除|セマフォ|Real-Time System|Embedded System|Mutual exclusion|Semaphore
要約(日本語): 組み込みシステムはシステムによって決められた制約時間内に応答するリアルタイム性が求められる。リアルタイム性を満たすためにはRTOSを導入することが一般的である。RTOSを使用する環境では、タスク間の排他制御にセマフォが用いられる。しかしながら、共有資源とセマフォIDには関連性がない。そのため人為的な意図しない共有資源を操作してしまい共有資源の整合性が失われたり、リアルタイム性が低下してしまうなどの問題がある。以上の問題を解決するため共有資源のアドレスを引数とするロック方式を提案する。排他制御対象と無関係な数値ではなく、タスクが獲得したい共有資源のアドレスを引数とすることで、意図する共有資源が明らからになり排他制御対象の人為的なミスが無くなることが期待できる。本研究では、TOPPERS/ASP のセマフォを用いて提案方式が正しく動作することを検証する。
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