車載制御システム向けRTOS対象ロック獲得公平性手法の提案
車載制御システム向けRTOS対象ロック獲得公平性手法の提案
カテゴリ: 部門大会
論文No: OS3-10
グループ名: 【C】2022年電気学会電子・情報・システム部門大会
発行日: 2022/08/24
タイトル(英語): Proposal of target lock acquisition fairness method for vehicle control RTOS
著者名: 森川 和紀(大阪電気通信大学),南角 茂樹(大阪電気通信大学)
著者名(英語): Kazuki Morikawa (Osaka Electro-Communication University),Shigeki Nankaku (Osaka Electro-Communication University)
キーワード: マルチコアプロセッサ|リアルタイムシステム|相互排除相互排除|Multi-core processor|Real-Time System|Mutual exclusion
要約(日本語): 近年、車載制御システムに対する性能要求が高まっている。それに伴いマルチコアプロセッサの利用、設計・開発の複雑化、高度化が非常に顕著である。TOPPERSプロジェクトはAUTOSAROSをベースとしたRTOSであるTOPPERS/ATK2を公開し、車載制御システム設計におけるハードルを下げる取り組みを行っている。しかしながらこのTOPPERS/ATK2にはマルチコアに対する対応が充分でない問題がある。具体的な例として、マルチコアでの相互排除方式としてスピンロックのみ実装されているということである。このスピンロックはロック獲得の公平性が保証されておらず、タスクの最悪実行時間の算出が不可能になる可能性がある。そこで本研究ではTOPPERS/ATK2にチケットロックの実装を行う。チケットロックはスピンロックと比べ、ロック獲得の公平性が保証されており、最悪実行時間の算出が可能となる。
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