ローカル5GとRSNPを用いた中小工場を対象とするNC工作機械の遠隔監視システムの構築

カテゴリ: 部門大会

論文No: OS4-1

グループ名: 【C】2022年電気学会電子・情報・システム部門大会

発行日: 2022/08/24

タイトル(英語): An Implementation of a Remote Monitoring System for NC Machine Tools using Local 5G and RSNP: Focusing on Small and Medium-sized Factories

著者名: 千家 雅之（神奈川県立産業技術総合研究所）,阿部 顕一（神奈川県立産業技術総合研究所）,加藤 宏一朗（芝浦工業大学）,水矢 亨（神奈川県立産業技術総合研究所）,長尾 達明（神奈川県立産業技術総合研究所）,松日楽 信人（芝浦工業大学）

著者名(英語): Noriyuki Senke (Kanagawa Institute of Industrial Science and Technology),Kenichi Abe (Kanagawa Institute of Industrial Science and Technology),Koichiro Kato (Shibaura Institute of Technology),Toru Mizuya (Kanagawa Institute of Industrial Science and Technology),Tatsuaki Nagao (Kanagawa Institute of Industrial Science and Technology),Nobuto Matsuhira (Shibaura Institute of Technology)

キーワード: スマート工場|ローカル5G|監視システム|RSNP|ロボットROS|Smart Factory|Local 5G|Monitoring System|RSNP|RobotROS

要約(日本語): 現在、モバイル通信向け規格である5Gを企業や自治体などで自営無線網として利用できるローカル5Gは注目を集めており、その活用モデルの創出のために各所で実証実験に関する報告がなされている。一方、中小工場の製造現場を対象とした報告は少なく、工場のスマート化を実現するためのハードルを意識した簡易な実装による検証が望まれる。本研究では、中小工場のスマート化を念頭にユースケースシナリオを作成し、そのシナリオを基にした工作機械等の生産設備を遠隔監視・操作するシステムをローカル5Gネットワーク上に構築した。具体的には、そのシステムは、簡易な実装を実現するためにRSNP (Robot Service Network Protocol)を採用し、生産設備の遠隔監視・操作で必要となるIoTデバイスやロボット、それらを一元的に扱うためのRSNPサーバーによって構成される。ユースケースシナリオに従って機能検証を実施し、問題点を明らかにした。