SSVEP型BCIにおける視覚刺激の色彩特性と意思判読精度の向上
SSVEP型BCIにおける視覚刺激の色彩特性と意思判読精度の向上
カテゴリ: 部門大会
論文No: PS2-16
グループ名: 【C】2022年電気学会電子・情報・システム部門大会
発行日: 2022/08/24
タイトル(英語): Improvement of performance of SSVEP-type BCI by using colors of visual stimuli.
著者名: 板倉 佳希(東京電機大学),島田 尊正(東京電機大学),深見 忠典(山形大学)
著者名(英語): Yoshiki Itakura (Graduate School of System Design and Technology, Tokyo Denki University),Takamasa Shimada (Graduate School of System Design and Technology, Tokyo Denki University),Tadanori Fukami (Graduate School of Science and Engineering, Yamagata University)
キーワード: BCI|SSVEP|色彩特性色彩特性|BCI|SSVEP|Color characteristics
要約(日本語): 近年、脳波などの生体信号から情報処理を介して意思を伝達するブレイン・コンピュータ・インタフェース(BCI)が注目されている。脳波の中でも一定の時間間隔で点滅する視覚刺激と同じ周波数で発生する定常状態視覚誘発電位(SSVEP)を用いることで高速かつ訓練を伴わない意思判読ができる。本研究では色彩の心理効果による意思判読精度の向上を目的とする。実験では5Hzと10Hzにおいて、4つの色彩(R,G,B,N)の点滅刺激を被験者に提示した場合のSSVEPパワーと、色彩の心理効果との間の相関係数とその有意性を、単回帰分析により確かめた。色彩の心理効果はアンケートにより定量化した。13名の被験者のデータを分析した結果、Rによる好み, 楽しい, 暖かい、およびBによる好みでない, 楽しくない, 恐怖, 重いとSSVEPパワーとの間に有意な相関が検出され、色彩による意思判読精度向上の可能性が示された。
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