適応調整アルゴリズムに基づくデータベース駆動型制御のパラメータ更新手法に関する一考察

カテゴリ: 部門大会

論文No: PS5-9

グループ名: 【C】2022年電気学会電子・情報・システム部門大会

発行日: 2022/08/24

タイトル(英語): Study on a Parameter Updating Method of Database-Driven Controller based on Adaptive Learning Algorithm

著者名: 國塩 秀平（広島大学）,脇谷 伸（広島大学）

著者名(英語): Shuhei Kunishio (Hiroshima University),Shin Wakitani (Hiroshima University)

キーワード: 適応制御|学習制御|データベース駆動型制御データベース駆動型制御|Adaptive control|Learning control|Database-Driven Control

要約(日本語): 適応制御は制御パラメータの自動調整により，システム変動に対して有効的な制御手法である。また，リアプノフ関数を用いた安定性定理に基づいて制御パラメータ調整則が決定されていることから，システムの安定性が保証されるという利点が存在する。しかし，一般的な適応制御手法では過去に調整したパラメータは棄却されるため，パラメータ調整の際に過去の制御パラメータを参照することができない。一方，データベース駆動型制御はデータベースを用いることにより過去の制御パラメータを保持することが可能であり，システムの変動に素早く適応することが期待される。本研究では，データベース駆動型制御法のパラメータ調整側として適応制御におけるパラメータ調整アルゴリズムを採用し，相互の利点を組み合わせた制御手法について提案する。本手法の有効性について数値例を用いて検証した。