乱数位相誤差を用いたホログラフィック3次元線画像の画質改善
乱数位相誤差を用いたホログラフィック3次元線画像の画質改善
カテゴリ: 部門大会
論文No: PS7-5
グループ名: 【C】2022年電気学会電子・情報・システム部門大会
発行日: 2022/08/24
タイトル(英語): Improving Image Quality of Three-Dimentional Holographic Line-Drawn Object using Random Phase Error
著者名: 椎名 野歩也(東京都立大学),西辻 崇(東京都立大学),朝香 卓也(東京都立大学)
著者名(英語): Nobuya Shiina (Tokyo Metropolitan University),Takashi Nishitsuji (Tokyo Metropolitan University),Takuya Asaka (Tokyo Metropolitan University)
キーワード: ホログラフィ|高速計算|3次元映像3次元映像|Holography|Fast calculation|Three-dimentional image
要約(日本語): 電子ホログラフィ方式の3次元映像技術では,映像記録媒体である計算機合成ホログラム(CGH: Computer-Generated Hologram)を生成するための膨大な計算量が課題である.CG-Line法は,線画の3次元像を再生可能なCGHを,波面の画像的な合成によって高速生成する計算手法である.しかし,3次元映像再生時における画質劣化,特に曲線描画時における光強度の不均衡による画質劣化が課題であった.本研究では,曲率半径に応じて光強度の減衰効果のある乱数位相誤差を波面に重畳することで,光強度不均衡の解消を図った.重畳する乱数位相誤差の量は,曲線の曲率半径から推定可能である.これは,光強度不均衡は波面の合成面積が直線と曲線で異なることに起因し,合成面積は曲線の曲率半径に従って変化することによる.提案手法により,CG-Line法における不均衡を補正し,画質改善に成功した.
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