空間エイリアシング問題を解決する新たな音源定位手法
空間エイリアシング問題を解決する新たな音源定位手法
カテゴリ: 部門大会
論文No: TC2-4
グループ名: 【C】2022年電気学会電子・情報・システム部門大会
発行日: 2022/08/24
タイトル(英語): A Novel Sound Source Localization Method to Solve Spatial Aliasing Problem
著者名: 鳥生 翼(東京電機大学),陶山 健仁(東京電機大学)
著者名(英語): Tsubasa Toriu (Tokyo Denki University),Kenji Suyama (Tokyo Denki University)
キーワード: マイクロホンアレー|音源定位|適応フィルタ|群遅延特性|空間エイリアシング|microphone array|sound source localization|adaptive filter|group delay characteristics|spatial aliasing
要約(日本語): 本研究では,マイクロホン間の伝搬遅延特性に注目した音源定位手法を提案する。定位性能の向上には,空間解像度を向上するマイクロホン間隔の拡張や,暗騒音レベルが低く,残響の影響が小さい高周波数帯域の使用が有効である。音源定位は到達時間差の推定問題であり,位相差からの推定と到達時間差の直接推定がある。しかし位相差からの推定は,マイクロホン間隔が広間隔のとき空間エイリアシング問題の考慮が必須である。本研究ではマイクロホン間の伝搬遅延特性をIIRフィルタでモデル化し,群遅延特性から到達時間差を直接推定する手法を提案する。提案法は空間エイリアシング問題が生じず,任意の周波数を使用できるため,従来法で困難とされた広角方向の定位を高精度で実現する。実環境実験より,提案法の有効性を示す。
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