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海馬の培養神経回路網における未熟神経細胞の割合と情報伝搬の特性の関係

海馬の培養神経回路網における未熟神経細胞の割合と情報伝搬の特性の関係

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カテゴリ: 部門大会

論文No: TC3-9

グループ名: 【C】2022年電気学会電子・情報・システム部門大会

発行日: 2022/08/24

タイトル(英語): Characteristics of information processing in cultured hippocampal neuronal networks in correlation with the ratio of immature neurons

著者名: 森谷 文香(東京大学),榛葉 健太(東京大学),小谷 潔(東京大学),神保 泰彦(東京大学)

著者名(英語): Fumika Moriya (The University of Tokyo),Kenta Shimba (The University of Tokyo),Kiyoshi Kotani (The University of Tokyo),Yasuhiko Jimbo (The University of Tokyo)

キーワード: 海馬|未熟神経細胞|情報処理|高密度電極アレイ

要約(日本語): 記憶や学習を司る海馬では,成体脳内で新たに神経細胞が生まれる成体神経新生が起きる.未熟神経細胞の存在が海馬での情報処理に影響を与える報告がなされる一方,その詳細は明らかでない.そこで本研究は,神経回路網レベルで未熟神経細胞と海馬の情報伝搬の特性の関係を解明することを目的とした.まず,神経幹細胞の分化を制御するDAPTを培養神経回路網に異なる濃度で投与し,未熟神経細胞の割合の変化を検証した.次に,DAPTの投与と培養神経回路網の自発的な電気活動の培養日数に伴う変化の関係を検証した.結果,DAPTの投与により未熟神経細胞の割合が低下し,濃度が高くなると,成熟神経細胞への転換期にある未熟神経細胞の割合が低下した.DAPT投与の系では,回路網全体で起きるバーストや,局所フィールド電位の特性に変化が見られた.これらは,未熟神経細胞が神経回路網内の情報伝搬に与える影響の解明に知見を与える内容である.

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