オプティカルフローに基づく走行速度知覚の検討:中心視・周辺視の効果および加齢効果
オプティカルフローに基づく走行速度知覚の検討:中心視・周辺視の効果および加齢効果
カテゴリ: 部門大会
論文No: TC14-5
グループ名: 【C】2022年電気学会電子・情報・システム部門大会
発行日: 2022/08/24
タイトル(英語): Self-Motion Speed Perception from Optical Flow: Central/Peripheral Vision and Aging Effects
著者名: 瀬谷 安弘(愛知淑徳大学)
著者名(英語): Yasuhiro Seya (Aichi Shukutoku University)
キーワード: 身体移動速度知覚|オプティカルフロー|視野|加齢効果|self-motion speed perception|optical flow|visual field|aging effect
要約(日本語): 身体の移動は,網膜上において観察者周囲の景色の流れ(オプティカルフロー)を生じさせる。実際に身体の移動がない場合でも,オプティカルフローを観察することにより,観察者は身体移動感覚を生じ,また身体移動の速度を知覚する。これまでオプティカルフローにもとづく身体移動感覚の研究は非常に多くなされてきた一方で,身体移動速度の知覚については十分な検討がなされていない。本研究では,事前に撮影した身体移動時の視野映像を用い,オプティカルフローに基づく身体移動速度の知覚の特性を検討した。実験では,オプティカルフローの速度およびこれが提示される視野範囲を操作した。また観察者として若齢者群と高齢者群の2群を設定した。結果は,若齢者が知覚する身体移動速度が高齢者よりも速いこと,また若齢者は視野範囲が広くなるほど知覚する身体移動速度が速くなるが,高齢者では視野範囲の効果が小さいことを示した。
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