攻撃下の自律分散系の制御継続機能の対称性と可観測性の実験的評価

カテゴリ: 部門大会

論文No: GS3-2-6

グループ名: 【C】2023年電気学会電子・情報・システム部門大会

発行日: 2023/08/23

タイトル(英語): Experimental evaluation of symmetry and observability of control continuity functions of autonomous decentralized systems under attack.

著者名: 相澤 久美（電気通信大学）,澤田 賢治（電気通信大学）

著者名(英語): Kumi Aizawa (University of Electro-Communications),Kenji Sawada (University of Electro-Communications)

キーワード: 制御|自律分散|異常検知|ペトリネット|control|autonomous decentralized|anomaly detection|Petrinet

要約(日本語): 制御システムのネットワーク化に伴い，サイバー攻撃を受けるリスクが向上している．攻撃がシステム内に混入した状況下での制御継続機能として，著者らは列挙型異常検知を備えた自律分散システムを実験的に構築してきた．この際，攻撃者側にも制御継続機能の振る舞いが見えやすいと，攻撃者が制御権限を掌握しやすいと言える．本研究では，攻撃者に制御継続機能の振る舞いが見えやすいかをシステムの可観測性で評価する．つまり，攻撃者が制御継続機能の脆弱箇所を見つけやすい状況を，攻撃者が閲覧できる観測情報から制御継続機能の初期状態が判別しやすい状況と置き舞える．本発表では，2台の制御器に対して主系と待機系を区別した非対称な制御継続機能と区別しない対象な制御継続機能の可観測性の評価を照明制御システム上で実施する．ペトリネットを用いて両システムをモデル化し，初期状態への可達性を比較し攻撃者からの可観測評価を行う．