オキシヘモグロビン濃度指標による音響放射圧時の溶血閾値測定
オキシヘモグロビン濃度指標による音響放射圧時の溶血閾値測定
カテゴリ: 部門大会
論文No: GS12-2-3
グループ名: 【C】2023年電気学会電子・情報・システム部門大会
発行日: 2023/08/23
タイトル(英語): Measurement of Hemolytic Threshold after Acoustic Radiation Pressure by Oxyhemoglobin Concentration Index
著者名: 坂本 海人(東京都立大学),佐藤 隆幸(東京都立大学)
著者名(英語): Kaito Sakamoto (Tokyo Metropolitan University),Takayuki Sato (Tokyo Metropolitan University)
キーワード: 血液粘度|赤血球凝集度|音響放射圧音響放射圧|blood viscosity|red blood cell aggregation|acoustic radiation pressure
要約(日本語): 近年、血液粘度が生活習慣病と強い関わりを持つことは広く知られている。血液粘度の代替指標では血液粘度に強い関わりを持つ要因として赤血球凝集度がある。我々は体外循環治療中の血液の粘度上昇の低減方法として、超音波照射による赤血球凝集体の破砕を提案している。その中で本研究では、赤血球凝集体の破砕時の赤血球細胞への損傷評価方法として超音波照射時のオキシヘモグロビン測定により溶血闘値の検討を行った。今回、ヒトの赤血球と形状もサイズも類似し、比較的安価で調達しやすいブタ血液を使用した。直形5.8cm、中心周波数は28kHz、最大出力60Wのトランスデューサを使用し、超音波照射を行った。その後、遠心分離機での血液分離を行い、血漿成分を分光光度計による吸光度測定によりピークを確認した。その結果、オキシヘモグロビンのピークを確認できたため、オキシヘモグロビンを用いて赤血球損傷の度合いの評価の可能性を示した。
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