状態空間モデルによるポップアップストアの設置場所が有する特性の分析

カテゴリ: 部門大会

論文No: OS5-2

グループ名: 【C】2023年電気学会電子・情報・システム部門大会

発行日: 2023/08/23

タイトル(英語): Analysis of the Characteristics of Pop-up Store Locations Using a State-space Model

著者名: 石井 朝規（日立製作所）

著者名(英語): Tomoki Ishii (Hitachi, Ltd)

キーワード: データ分析|マーケティング|ポップアップストア|状態空間モデル|階層ベイズモデル|Data Analysis|Marketing|Pop-up Store|State Space Model|Hierarchical Bayesian Model

要約(日本語): 店舗の出店場所ならびに出店時間が持つ特性は売上に大きく影響する。特に出店実績のない空きスペースに設置されるポップアップストアは、この特性を事前に分析しなければテナントの募集に支障をきたす。しかし通常の統計解析ではサンプル数を比較的に多く必要とすること、また使用されるモデルが硬直的で複雑な現象を表現する能力に乏しいことから、既存の手法を用いて分析を進めることは現実的ではない。そこで本研究では、少ないデータでも同特性を高精度に分析する手法の開発を目的とする。そのために、ストア前での歩行からストア内に訪れるまでの連鎖的な顧客の行動を、階層的な潜在変数を持つことを特徴とする状態空間モデルによってモデル化した。8日間256サンプルのデータに対し当てはまりの良さを評価した結果、決定係数は最高で0.9135となった。今後は、より多様なデータを分析し、得られた知見の検証を行っていく。