L1正則化を考慮した周波数応答に基づくゲインスケジュールド制御器設計とAICによる比較検討

カテゴリ: 部門大会

論文No: PS2-5

グループ名: 【C】2023年電気学会電子・情報・システム部門大会

発行日: 2023/08/23

タイトル(英語): Design of Frequency-Response-Based Gain-Scheduled Controller in Consideration of L1 Regularization and Comparison in Terms of AIC

著者名: 水谷 力也（三重大学）,弓場井 一裕（三重大学）,矢代 大祐（三重大学）,駒田 諭（三重大学）

著者名(英語): Rikiya Mizutani (Mie University),Kazuhiro Yubai (Mie University),Daisuke Yashiro (Mie University),Satoshi Komada (Mie University)

キーワード: L1正則化|ゲインスケジューリング|周波数応答|AIC|L1 regularization|Gain scheduling|Frequency-Response-Based|AIC

要約(日本語): 制御対象の非線形性を考慮した制御として，ゲインスケジュールド制御が挙げられる。ゲインスケジュールド制御では，制御対象の変動をスケジューリングすることで，変動に対応した制御器の設計が可能となる。周波数応答に基づくゲインスケジュールド制御器設計では，制御器パラメータに対するスケジューリング変数の次数は設計者によって決定されるものであるため，最適なスケジューリング変数の次数の決定に試行錯誤的な作業が必要となる。本稿では，L1正則化を適用した最適化計算によって，スパース性を有するゲインスケジュールド制御器を設計し，試行錯誤を必要としないスケジューリング変数の次数低減が可能となると考えている。また，多変量モデルに対するAICを適用することで，L1正則化によってスパース性を有したゲインスケジュールド制御器の評価を比較検討する。