量子アニーリングを用いた幅広2値符号の探索法
量子アニーリングを用いた幅広2値符号の探索法
カテゴリ: 部門大会
論文No: PS3-3
グループ名: 【C】2023年電気学会電子・情報・システム部門大会
発行日: 2023/08/23
タイトル(英語): A Search Method for Binary Codes Compressed to Several Sub-pulses Using Quantum Annealing
著者名: 木村 圭吾(日本工業大学),高瀬 浩史(日本工業大学)
著者名(英語): Keigo Kimura (Nippon Institute of Technology),Hiroshi Takase (Nippon Institute of Technology)
キーワード: レーダ|パルス圧縮|サイドローブ|2値符号|量子アニーリングイジングマシン|Radar|Pulse compression|Sidelobe|Binary code|Quantum annealingIsing machine
要約(日本語): 幅広2値符号はパルス圧縮のために提案された,圧縮パルスが複数のサブパルスで構成される符号である。サイドローブの小さな幅広2値符号の探索法としてFPGAや最適化手法等,様々な検証がされてきた。しかし,従来の探索法では符号長が大きくなるにつれて計算量が多くなり,現実的な時間で探索できないという問題がある。そこで,我々はイジングマシンに注目した。近年注目されている量子アニーリング等のイジングマシンは,組合せ最適化問題をイジングモデルの形で定式化し,そのエネルギーを最小化させるように計算する。それにより,問題によっては従来のコンピュータと比較すると,高速な計算が可能となる。本論文では,イジングマシンによる幅広2値符号の探索法を提案する。また,イジングマシンである,Fixstars Amplify Annealing Engineを用いて探索した結果,従来2値符号や今までに発見されている幅広2値符号を出力できることが確認できた。
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