周波数領域における音源定位に対する改良法の提案
周波数領域における音源定位に対する改良法の提案
カテゴリ: 部門大会
論文No: PS3-19
グループ名: 【C】2023年電気学会電子・情報・システム部門大会
発行日: 2023/08/23
タイトル(英語): A Proposal of Improvement Method for Sound Source Localization in Frequency Domain
著者名: 佐々木 遥人(東京電機大学),陶山 健仁(東京電機大学)
著者名(英語): Haruto Sasaki (Tokyo Denki University),Kenji Suyama (Tokyo Denki University)
キーワード: マイクロホンアレー|音源追尾|音源定位音源定位|microphone array|sound source tracking|sound source localization
要約(日本語): 本研究は,周波数領域における音源定位に対する改良法を提案する。従来の周波数領域で実行する音源定位法では周波数領域の音声エネルギー分布の違いを未考慮であるため,信号の特徴が必ずしも活かされていない周波数の存在が懸念される。また,方向推定は到達時間差経由で行うが,到達時間差の分布を考慮せず,個々の到達時間差を直接方向に変換するため,非線形変換による変換誤差の影響をそのまま受けている。さらに,スパース性に注目する場合,推定結果のヒストグラムを用いる場合があるが,その場合の量子化誤差も未考慮であった。本研究では,周波数領域で実行する音源定位法に含有する問題点を排除した手法として混合分布モデルに基づく手法を提案する。音声エネルギー分布に適した到達時間差推定法を用いて推定値を求める。推定値に対し直接混合分布モデルを当てはめ最終的に求めた到達時間差から音源方向を算出し定位性能向上を狙う。
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