極値探索アプローチに基づくパーソナルフィット制御系の一設計

カテゴリ: 部門大会

論文No: TC1-2-3

グループ名: 【C】2023年電気学会電子・情報・システム部門大会

発行日: 2023/08/23

タイトル(英語): A Study on Personal Fit Control Design base on Extremum Seeking Approach

著者名: 槇野 泰大（広島大学）,脇谷 伸（広島大学）,山本 透（広島大学）,宮腰 穂（マツダ）,森重 智年（マツダ）,矢野 康英（マツダ）

著者名(英語): Yasuhiro Makino (Hiroshima University),Shin Wakitani (Hiroshima University),Toru Yamamoto (Hiroshima University),Minoru Miyakoshi (Mazda Motor Corporation),Chitoshi Morishige (Mazda Motor Corporation),Yasuhide Yano (Mazda Motor Corporation)

キーワード: 極値探索制御|パーソナルフィット制御|内部モデル制御内部モデル制御|Extremum seeking control|Personal fit control|Internal model control

要約(日本語): 近年，well-beingの実現にあたり，個人に最適化されたシステム設計が求められている。本研究では，ユーザとシステムによって構成されるフィードバックループにおいて，システムがユーザの望ましい挙動を実現するように自らの特性を自動調整する，パーソナルフィット制御系の基本設計法を提案し，シミュレーションによってその有効性を検証する。パーソナルフィット制御系では，極値探索制御アプローチに基づき，ユーザのもつパーソナルフィット指標を最大化するように自動的にシステムの最適特性を探索する。数値例では，自動車システムへの適用を想定したシミュレーションを行った。具体的にはドライバモデル(内部モデル制御器)と車両モデルで構成されるフィードバックループにおいて，ドライバモデルの持つ内部モデルと車両モデルの特性が一致するように提案手法によってシステムのパラメータが自動的に調節できることを示す。