VR環境下の注意機能に関する脳血行動態を用いた評価
VR環境下の注意機能に関する脳血行動態を用いた評価
カテゴリ: 部門大会
論文No: TC2-2-5
グループ名: 【C】2023年電気学会電子・情報・システム部門大会
発行日: 2023/08/23
タイトル(英語): Assessment of Attentional Function in Virtual Reality Environment Using Cerebral Hemodynamics
著者名: 三上 可菜子(国士舘大学),大浦 邦彦(国士舘大学)
著者名(英語): Kanako Mikami (Kokushikan University),Kunihiko Oura (Kokushikan University)
キーワード: 注意機能|脳血行動態|VR|NIRS|Attenttional function|Cerebral hemodynamics|Virtual reality|Near-infrared spectroscopy
要約(日本語): 注意は高次脳機能の基盤であり,ヒトの情報獲得の入り口として重要な認知機能の一つである。近年,心理学や神経科学などの分野でVirtual reality(VR:仮想現実)の応用が期待され,VR環境下のワーキングメモリや問題解決能力を調査した研究が報告されている。我々の先行研究では,現実空間における注意課題遂行時の脳血行動態に関して,NIRSによる酸化ヘモグロビン濃度変化の計測データを分析した結果,課題の難易度が高いほど酸化ヘモグロビン量は増加し,注意力が高まる可能性を示した。そこで,本研究ではVR環境下における注意機能の評価を目的として,脳血行動態を用いて注意力向上の可能性について検討し,VR空間がヒトの注意機能に与える影響について議論する。本研究の成果は,VR技術を用いた新たな注意力評価指標の開発や,注意力向上のためのVRトレーニングプログラムの設計に役立つことが期待される。
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