ピラーを用いた筋線維配向制御による括約筋組織の作製
ピラーを用いた筋線維配向制御による括約筋組織の作製
カテゴリ: 部門大会
論文No: TC3-1-3
グループ名: 【C】2023年電気学会電子・情報・システム部門大会
発行日: 2023/08/23
タイトル(英語): Creation of sphincter muscle tissue by controlling myofiber orientation using pillars
著者名: 岡安 悠杜(東京工業大学),下村 裕哉(東京工業大学),榛葉 健太(東京大学),宮本 義孝(成育医療研究センター),八木 透(東京工業大学)
著者名(英語): Yuto Okayasu (Tokyo Institute of Technology),Yuya Shimomura (Tokyo Institute of Technology),Kenta Shimba (The University of Tokyo),Yoshitaka Miyamoto (National Center for Child Health and Development),Tohru Yagi (Tokyo Institute of Technology)
キーワード: 線維配向|骨格筋|アクチュエータ|開閉機構|Fiber orientation|Skeletal muscle|Actuator|Opening and shutting mechanism
要約(日本語): 医療や工学の分野で生体適合性のあるソフトアクチュエータとして筋組織を用いたバイオアクチュエータの応用が期待されている.既に指の動きを再現するものなどが開発されているが,まだバイオアクチュエータの種類は少ない.また培養した筋組織は収縮力が弱く,収縮動作も直線運動に限定されている.そのため,本研究では立体培養で筋線維を配向させる方法を用いて、非直線的な運動を行う輪状の括約筋を模倣し、括約筋型バイオアクチュエータの作製を目標とする.本稿では,筋線維を配向させるために楕円柱状の突起(ピラー)を足場に配置する手法を提案し,筋線維を同心円状に配向させてドーナツ形状のバイオアクチュエータを製作した.さらに、電気刺激を用いて収縮率を測定した.ピラーの有無で比較を行った結果,ピラー配置下で培養した筋組織がより高い内径収縮率を示した.今後は,筋組織をアクチュエータとして利用するための周辺機構を検討する.
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