培養神経細胞に対する刺激点の空間的配置がもたらす無意識的推論への影響
培養神経細胞に対する刺激点の空間的配置がもたらす無意識的推論への影響
カテゴリ: 部門大会
論文No: TC3-1-5
グループ名: 【C】2023年電気学会電子・情報・システム部門大会
発行日: 2023/08/23
タイトル(英語): Effects of the spatial configuration of stimulation points on cultured neurons on unconscious inference
著者名: 高野 雄基(東京大学),秋田 大(東京大学),高橋 宏知(東京大学)
著者名(英語): Yuki Takano (The University of Tokyo),Dai Akita (The University of Tokyo),Hirokazu Takahashi (The University of Tokyo)
キーワード: 培養神経細胞|自由エネルギー原理|高密度多電極アレイ|無意識的推論|dissociated cultured neurons|free-energy principle|microelectrode array|unconscious inference
要約(日本語): 自由エネルギー原理によると,神経細胞は外界の状態を推定し,情報論的自由エネルギーが減少する.本研究では,高密度電極アレイ上で培養した大脳皮質神経細胞に対して電気刺激を行い,隠れ状態を推定させる実験を行った.実験では,あらかじめ乱数によって生成した隠れ状態が設定されており,各時刻で隠れ状態に基づいた刺激が行われる.ここで,刺激点は2つのグループに分けられており,それぞれのグループに属する刺激電極は隠れ状態によって異なる確率で刺激を行う.本実験における無意識的推論は,背景にある隠れ状態を刺激に対する応答として表現できるかどうかである.このタスクは,2グループの電極の空間的配置が異なるほど難しく,近づくほど容易になると予想される.本研究では,このように,刺激電極のグループ分けの空間的類似度を調整することで推論タスクの難易度を操作し,どの程度まで無意識的推論が行われるかを検証する.
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