卓上NMRにおける磁場均一性向上のための量子アニーリングの検討

カテゴリ: 部門大会

論文No: TC4-2-4

グループ名: 【C】2023年電気学会電子・情報・システム部門大会

発行日: 2023/08/23

タイトル(英語): Quantum Annealing for Improving of Magnetic Field Homogeneity of Desktop NMR

著者名: 石山 一太（近畿大学）,宮村 武暉（近畿大学）,菅原 賢悟（近畿大学）,半田 久志（近畿大学）

著者名(英語): Kazuta Ishiyama (Kindai University),Takeki Miyamura (Kindai University),Kengo Sugahara (Kindai University),hisashi Handa (Kindai University)

キーワード: 量子アニーリング|卓上NMR|磁場均一度磁場均一度|Quantum Annealing|Desktop NMR|Magnetic Field Homogeneity

要約(日本語): 卓上 NMR 装置とは化合物の分子構造や物性の解析を行うことのできる装置であり，生命
科学，化学，医薬品，食品開発，材料科学といった幅広い分野で利用されている．この装置
は 2 枚の対向させた永久磁石によって均一な強磁場を試料に与え，核磁気共鳴の観測を行
うので，均一な磁場領域が必要となる．磁場補正材料を置くことで，均一な磁場領域を作成
することが考えられるが，計算量が膨大になってしまう．そこで本研究では少ない計算量で
均一な磁場領域を作ることを目的とし，その達成のために量子アニーリングを複数回，前回
の量子アニーリング結果を考慮し行なった．その結果，1度アニーリングを行うよりも磁場
の均一度の向上が見られた．