時間・周波数領域の制約を同時に満たす応答推定を用いたデータ駆動型制御器調整法

カテゴリ: 部門大会

論文No: TC8-1-3

グループ名: 【C】2023年電気学会電子・情報・システム部門大会

発行日: 2023/08/23

タイトル(英語): Data-Driven Controller Tuning Method Simultaneously Satisfying Time- and Frequency-Domain Constraints Using Responce Estimation

著者名: 遠藤 健史（三重大学）,弓場井 一裕（三重大学）,矢代 大祐（三重大学）,駒田 諭（三重大学）

著者名(英語): Kenji Endo (Mie University),Kazuhiro Yubai (Mie University),Daisuke Yashiro (Mie University),Satoshi Komada (Mie University)

キーワード: データ駆動型制御器調整法|最適化|時間領域の制約|周波数領域の制約|応答推定|Data-Driven Controller Tuning Method|Optimization|Time-Domain Constraints|Frequency-Domain Constraints|Response Estimation

要約(日本語): 制御器設計において，モデルを用いることによりロバスト制御で見られる閉ループ伝達関数に対するノルム制約や最適制御におけるコスト最小化など，多彩な要求にこたえることが可能となっている。しかし，制御の現場において，ステップ応答に対するオーバーシュート量や立ち上がり時間などを要求値以内とするよう制御器を調整することが求められているが，これらをモデルベースの制御器のみによる設計により実現することは難しい。そこで，応答予測を導入することにより，ステップ応答のオーバーシュート量や制御入力の制約といった時間領域の制約と相補感度関数に対するノルム制約などの周波数領域の制約を満たすデータ駆動型制御器調整法を提案する。本文献では提案手法を三慣性ベンチマーク問題に適用し，有効性を数値シミュレーションによって検証した。