回転座標変換に伴う同期モータのモデル化誤差
回転座標変換に伴う同期モータのモデル化誤差
カテゴリ: 部門大会
論文No: GS5-2
グループ名: 【C】2024年電気学会電子・情報・システム部門大会
発行日: 2024/08/28
タイトル(英語): Modeling error of synchronous motor via rotation coordinate transformation
著者名: 佐々木 清吾(防衛大学校)
著者名(英語): Seigo Sasaki (National Defense Academy of Japan)
キーワード: 同期モータ|回転座標変換|モデル化誤差モデル化誤差|synchronous motor|rotational coordinate transformation|modeling error
要約(日本語): 非線形システムである同期モータにおいて,固定座標系では,回転子による誘起電圧は回転角速度と角度に依存する。回転子に同期する回転座標系では,その誘起電圧は角速度のみに依存する。さらに,各軸方向の電流は,角速度に依存して各電流の相互作用を有する。回転座標系における同期モータの制御において,しばしば,それらの角速度の影響を受けないようにモデルを補償し,線形制御を行う。しかし,特に回転子角を推定している場合,必ずしも回転座標変換は回転子と同期しない。本稿では,回転座標変換に伴って生じるモータのモデル化誤差を確認する。誘起電圧は回転子角速度に依存し,電流の相互作用は座標変換の演算角速度に依存する。それぞれ,依存する速度が異なる。さらに,誘起電圧は,角速度だけでなく,回転子角と座標変換の演算角の差にも依存することを確認する。各モータモデルの固有値に基づいて,動特性を考察し,従来研究の結果を確認する。
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