血液滞留部における萌芽期血栓の画像検出
血液滞留部における萌芽期血栓の画像検出
カテゴリ: 部門大会
論文No: GS9-6
グループ名: 【C】2024年電気学会電子・情報・システム部門大会
発行日: 2024/08/28
タイトル(英語): Image detection of embryonic phase thrombus in blood stagnation part of extracorporeal device
著者名: 佐々木 陽平(東京都立大学),佐藤 隆幸(東京都立大学)
著者名(英語): Yohei Sasaki (Tokyo Metropolitan University),Takayuki Sato (Tokyo Metropolitan University)
キーワード: 体外循環装置|血栓|画像解析|オプティカルフロー|血液滞留部|Extracorporeal circulatory equipment|Thrombus|Image analysis|Optical flow|blood stagnation
要約(日本語): 透析治療に用いられている体外循環装置における課題の1つは、流路中にある血液滞留部での血栓形成である。形成された血栓は、目詰まりによる治療の妨げや血栓症を引き起こす原因となる。そこで、血液に影響を及ぼさないよう非侵襲的に、形成初期である萌芽期血栓を検出することが求められている。本研究では新たな方法として、光学顕微鏡で血液滞留部の流れをモニタリングし、流れ方の変化から萌芽期血栓の検出手法を提案する。流路中の血液滞留部を模擬した実験装置を用いて時間的な連続写真を取得した。取得した画像からオプティカルフローを用いて試料の流れ方を解析した。血栓の有無によって試料の流れ方が変化することを確認した。そして、血液を用いて血栓の形成過程をモニタリングし、血液の流れ方の変化から血栓を検出することができた。これにより、血液滞留部をモニタリングすることで、非侵襲的な萌芽期血栓の検出可能性を示した。
受取状況を読み込めませんでした
