デンタルチャート自動作成システム開発のためのAIモデルと学習データの検討
デンタルチャート自動作成システム開発のためのAIモデルと学習データの検討
カテゴリ: 部門大会
論文No: MC2-2
グループ名: 【C】2024年電気学会電子・情報・システム部門大会
発行日: 2024/08/28
タイトル(英語): Examination of AI Models and Training Data for Development of Automated Dental Charting System
著者名: 塚原 晴彦(日本大学),高野 栄之(徳島大学),内木場 文男(日本大学),金子 美泉(日本大学)
著者名(英語): Haruhiko Tsukahara (Nihon University),Hideyuki Takano (Tokushima University),Fumio Uchikoba (Nihon University),Minami Kaneko (Nihon University)
キーワード: AI画像解析|AI Image Analysis
要約(日本語): 大規模災害時の犠牲者の個人識別には生前・死後の歯科所見の照合が有用だが,手作業で行われており多大な時間を要する.本研究ではデンタルチャート自動作成システムの開発を目標とする.正確なデンタルチャート作成には,口腔内画像から歯種判別と歯科所見の有無を判断するAIモデルの精度が重要となる.そこでAIモデルのCNNアーキテクチャ変更による認識精度の変化と,教師データに対する上下・左右反転の有無が歯種判別精度に及ぼす影響について検討する.結果,CNNアーキテクチャがResnet50のmAPは42.18,Resnet101のmAPは40.59となった.データ拡張では上下・左右反転ありモデルの歯種正答率は51%,上下・左右反転なしは84%となった.また,左右反転のみでは正答率は48%,上下反転のみでは84%となった.これより,歯単体を正確に認識するにはCNNの層を減らし,左右反転なしが有効といえる.
受取状況を読み込めませんでした
