探索に基づくダイヤ乱れに頑強な鉄道の車両運用循環計画
探索に基づくダイヤ乱れに頑強な鉄道の車両運用循環計画
カテゴリ: 部門大会
論文No: OS1-2-6
グループ名: 【C】2024年電気学会電子・情報・システム部門大会
発行日: 2024/08/28
タイトル(英語): Robust Railway Rolling Stock Cyclic Rostering Planning Against Traffic Disturbances Using Search-based Methods
著者名: 畠山 遼子(株式会社東芝),大槻 知史(株式会社東芝),久保 英樹(東芝デジタルソリューションズ株式会社),Pakchamsai Jirapat(東芝インフラシステムズ株式会社)
著者名(英語): Ryoko Hatakeyama (Toshiba Corporation),Tomoshi Otsuki (Toshiba Corporation),Hideki Kubo (Toshiba Digital Solutions Corporation),Jirapat Pakchamsai (Toshiba Infrastructure Systems & Solutions Corporation)
キーワード: 鉄道|車両運用計画|留置計画|スケジューリング|最適化|Railway|Rolling stock rostering|Shunting planning|Scheduling|Optimization
要約(日本語): 鉄道車両の日々の運用を定める車両運用計画は、多くの複雑かつ相互に関連する条件を満たす必要があるため、熟練者でも作成に長時間を要する。本発表では、検査や清掃、留置も考慮した近傍探索に基づいて、複数の列車ダイヤの運用循環を同時に作成する手法を提案する。運用循環とは、車両運用計画の計画単位である運行の典型的な割り当てパターンである。この順序で運行を車両編成に割り当てることで、車両運用計画の条件をなるべく満たし、平日から休日へ等の列車ダイヤの切り替えによる検査や清掃の周期の乱れも抑制し、また、留置を考慮することでダイヤ乱れが生じても構内作業へ影響を与えにくい、頑強な車両運用計画を容易に作成することができる。従来の数理モデルに基づく手法では大規模路線の運用循環の同時作成は困難であったが、探索ベースの提案手法では大規模な実路線であっても実用的な時間で作成できることを確認した。
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