仮想環境での振動グローブを用いた力分布の提示による追従動作への影響調査

カテゴリ: 部門大会

論文No: PS3-7

グループ名: 【C】2024年電気学会電子・情報・システム部門大会

発行日: 2024/08/28

タイトル(英語): Investigation of the Influence on Tracking Behavior by Presenting Force Distribution Using Vibrotactile Gloves in VE

著者名: 伊藤 那月（東京電機大学）,五十嵐 洋（東京電機大学）

著者名(英語): Natsuki Ito (Tokyo Denki University),Hiroshi Igarashi (Tokyo Denki University)

キーワード: 把持|振動触覚|力分布力分布

要約(日本語): 近年，教育や開発など様々な場面で仮想環境の利用が注目されている．このような場面で直感的でスムーズな操作を実現するために触覚提示が重要となる．そこで軽量，小型で実装できる振動グローブに着目した．人間が物体を把持するとき，手の各部で力のかかり具合が変化する．本稿ではこれを力分布として，振動を用いて力分布の変化を表現することで人間の把持動作に影響を与えると考えた．振動提示手法と把持動作の関係を明らかにすることで，仮想物体をよりうまく把持し扱うことにつながる．
よって本稿では力分布の振動による再現が仮想物体の操作時にどのような影響を与えるか調査することを目的とする．調査方法として実環境でのジョイスティックを用いた作業を行った時の力分布を測定する．その後仮想環境で仮想のジョイスティックを把持した際に事前に測定した力分布をもとにした振動を提示して手の動作への影響を調査する．