線条体投射ニューロンの入出力特性に対するドーパミンの作用

カテゴリ: 部門大会

論文No: PS4-5

グループ名: 【C】2024年電気学会電子・情報・システム部門大会

発行日: 2024/08/28

タイトル(英語): Effects of dopamine on the input-output properties of striatal projection neurons

著者名: 米田 紅音（大阪大学）,安藤 真実（大阪大学）,藤江 春花（大阪大学）,末岡 知己（大阪大学）,田村 篤史（大阪大学/東北大学）,小林 和人（福島県立医科大学）,小山内 実（大阪大学）

著者名(英語): Akane Yoneda (Osaka University),Mami Ando (Osaka University),Haruka Fujie (Osaka University),Tomoki Sueoka (Osaka University),Atsushi Tamura (Tohoku University),Kazuto Kobayashi (Fukushima Medical University),Makoto Osanai (Osaka University)

キーワード: 脳|大脳基底核|カルシウムイメージング|ドーパミン|神経活動計測|Brain|Basal ganglia|Ca2+ imaging|Dopamine|Neuronal activity measurement

要約(日本語): 運動機能の制御に関わると言われている大脳基底核の情報の入力部である線条体は、大脳皮質からの入力を受け、抑制性の出力を大脳基底核の各領域に出力している。この投射ニューロンには、ドーパミン D1 受容体を発現している直接路ニューロン ( D1-MSN ) と、ドーパミン D2 受容体を発現している間接路ニューロン( D2-MSN ) があることが知られている。しかしながら、これらのニューロンの活動に対するドーパミンの作用については議論が続いている。そこで我々は、細胞種特
異的に YFP を発現しているマウスから急性脳スライスを作成し、これにカルシウムイメージング法を適用することで、ドーパミンおよびドーパミン受容体のアゴニスト、アンタゴニストが線条体投射ニューロンの活動へ与える影響を調べた。