高感度車載式ガス検知器の小型化

カテゴリ: 部門大会

論文No: PS7-2

グループ名: 【C】2024年電気学会電子・情報・システム部門大会

発行日: 2024/08/28

タイトル(英語): Development of high-sensitivity vehicle-mounted gas detector

著者名: 益子 聖（富山高等専門学校）,石黒 農（富山高等専門学校）,水本 巌（富山高等専門学校）,由井 四海（富山高等専門学校）

著者名(英語): Sei Mashiko (Toyama National College of Technology),Minoru Ishiguro (Toyama National College of Technology),Iwao Mizumoto (Toyama National College of Technology),Yotsumi Yoshii (Toyama National College of Technology)

キーワード: レーザーガス検出|差周波発生|Laser gas detection|Difference frequency generation

要約(日本語): 都市ガスの供給網の維持保安のためには、総延長が26万kmにもおよぶ配管のガス漏れを検査する必要がある。この検査を効率よく行うために、車に搭載が可能でかつ15km/h以上の速度で移動しても検知できるような高感度のガス検知器が求められている。そこで、我々はこれまでに中赤外分光法と変調法を組み合わせた、高感度で微量気体の濃度を計測できるシステムを実験室での安定した環境下で構築した。しかし、このシステムでは、中赤外光の発生や変調法の適用のために、据え置き型の測定機器が多用しており、それぞれに操作が必要であるとともに、大型で車に搭載することが難しいという課題があった。本研究では、これらの据え置き型の機器を汎用性の高い電子部品やワンチップマイコンで置き換えるとともに測定までの操作を自動化したガス検知器の小型化を検討した。