マインドフルネス瞑想に有効な導入方法の検討
マインドフルネス瞑想に有効な導入方法の検討
カテゴリ: 部門大会
論文No: TC4-2-3
グループ名: 【C】2024年電気学会電子・情報・システム部門大会
発行日: 2024/08/28
タイトル(英語): Investigation of efficient techniques for initiating mindfulness meditation.
著者名: 橋本 航汰(関西学院大学),工藤 卓(関西学院大学)
著者名(英語): Kota Hashimoto (Kwansei Gakuin University),Suguru N. Kudoh (Kwansei Gakuin University)
キーワード: マインドフルネス瞑想|α波|θ波|Nバック課題|mindfulness meditation|alpha wave|theta wave|n-back task
要約(日本語): マインドフルネス瞑想はストレス低減,集中力向上に有効であるとして近年注目されている.また,マインドフルネス瞑想の導入方法として古来から数息観が用いられるが,これは自分の呼吸を数える能動的な手法であると言える.これまでの研究で,受容的な瞑想導入方法と刺激に能動的に意識を向ける瞑想導入方法の間に瞑想導入効果の差が無いことを示した.数息観の特徴が,「無意識に起こる生理現象を意識的に集中して数える」ことであるとすると,「無意識を有意識に転換することが瞑想成立に有効である」可能性がある.本研究では,瞑想導入方法として,数息観に加え,心拍数,瞬き,歩行の歩数を数える,の4方法を比較し,少なくとも数息観が十分有効な瞑想導入法であることを確認した.発表では,瞑想の成立と集中力の向上について,瞑想成立時に出現する脳波特徴,心拍数,呼吸数,認知テストの結果をから,瞑想導入のメカニズムについて議論する.
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