閉ループ系の安定性を考慮したパフォーマンス駆動型制御系の設計
閉ループ系の安定性を考慮したパフォーマンス駆動型制御系の設計
カテゴリ: 部門大会
論文No: TC12-2-7
グループ名: 【C】2024年電気学会電子・情報・システム部門大会
発行日: 2024/08/28
タイトル(英語): Study on Performance-Driven Control System Design Considering Closed-Loop Stability
著者名: 藤井 大翔(広島大学),脇谷 伸(広島大学)
著者名(英語): Hiroto Fujii (Hiroshima University),Shin Wakitani (Hiroshima University)
キーワード: データ駆動型制御|パフォーマンス駆動型制御|トレードオフカーブ|安定性|Data-Driven Control|Performance-Driven Control|Trade-off Curve|Stability
要約(日本語): 産業システムにおいて,生産される製品の品質は制御結果に強く依存する。このような中で,閉ループ系の制御性能を事前に見積もり,所望の制御性能を維持できるように,制御器に含まれる可調整パラメータを設定するパフォーマンス駆動型制御系が提案されている。しかしながら,制御対象の多くは環境条件や操業条件の変化あるいは機器の経年劣化などによってその特性が変動する恐れがある。このような場合には,所望の制御性能を満足するように可調整パラメータをオンラインで調整する方法が考えられるが,制御性能を重視するあまり過度に可調整パラメータを調整することによって,閉ループ系の安定性が損なわれるおそれがある。本研究では,事前にシステムの安定性が担保できるか調整パラメータの範囲を見積もり,この範囲の中で制御性能を最大化するパフォーマンス駆動型制御系の設計手法について提案し,その有効性を数値シミュレーションによって検証する。
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