自励発振型原子時計のための注入同期型MEMS発振器の開発

カテゴリ: 部門大会

論文No: 19pm3-T-1

グループ名: 【E】第36回「センサ・マイクロマシンと応用システム」シンポジウム

発行日: 2019/11/12

タイトル(英語): Injection locking MEMS oscillator for self-oscillating atomic clock system

著者名: 原 基揚(情報通信研究機構), 矢野 雄一郎(情報通信研究機構), 梶田 雅稔(情報通信研究機構), 原 紳介(情報通信研究機構), 笠松 章史(情報通信研究機構), 伊藤 浩之(東京工業大学), 井戸 哲也(情報通信研究機構)

要約(日本語): 自励発振型原子時計のキーパーツとなる注入同期型FBAR発振器を開発した。 当発振器は、6 GHz帯の注入信号に同期した2分周信号を出力する。 ロックレンジは注入信号電力に依存し、DC電圧1.0 Vに0.0 dBmのRF信号を重畳した注入信号に対して、80 MHzであった。Rb原子のクロック周波数(6.834 GHz)を直接フィードバックする自励発振型原子時計の確立は、原子時計システムの格段の小型化を約束する。

要約(英語): We are focusing on self-oscillating atomic clocks using the injection-lock oscillator, where the digital discrimination based on a conventional lock-in amplifier can be shortcut by feeding back the clock frequency of Rb from an atomic resonator to the microwave oscillator. This report addresses the development of an injection-locking FBAR oscillator.

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