量子センサーのためのCs原子マイクロセル分光

カテゴリ: 部門大会

論文No: 16P2-P-19

グループ名: 【E】第39回「センサ・マイクロマシンと応用システム」シンポジウム

発行日: 2022/11/07

タイトル(英語): Spectroscopy of a Cs-atom micro-cell for quantum sensing

著者名: 田中 聡(法政大学), 西野 仁(多摩川ホールディングス), 小野 崇人(東北大学), 松尾 由賀利(法政大学), 酒見 泰寛(東京大学), 鳥井 寿夫(東京大学), 青木 貴稔(東京大学)

著者名(英語): Satoshi Tanaka(Hosei University), Hitoshi Nishino(Tamagawa Holdings Co.,Ltd.), Takahito Ono(Tohoku University), Yukari Matsuo(Hosei University), Yasuhiro Sakemi(The University of Tokyo), Yoshio Torii(The University of Tokyo), Takatoshi Aoki(The University of Tokyo),

キーワード: マイクロセル|真空封止|量子センシング|分光|セシウム原子|micro cell|vacuum sealing|quantum sensing|spectroscopy|cesium atom

要約(日本語): 近年、次世代の超高感度なセンサーとして量子センサーが盛んに研究されている。本研究では、ダークマター探索の量子センサー研究のために、マイクロセルを用いたCs原子の飽和吸収分光を行ったので報告する。マイクロセルとは微細加工技術により作製されたアルカリ原子の容器で、今回、Cs原子を陽極接合により真空封止した。測定では、852 nmのレーザー光を用い、セル温度45.2℃で、吸収量50%以上が得られた。

要約(英語): We report the saturation absorption spectroscopy using micro-fabricated vapor cells of Cs atoms toward the study of quantum sensors to search for dark matter. The experimental result shows more than 50 % of absorption signals at 45.2 degrees centigrade of the cell temperature.

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