ぼやけ画像の同定と画像修復<p>　 - DFTからDSTへ -

カテゴリ: 部門大会

論文No: GS12-4

グループ名: 【C】平成14年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集

発行日: 2002/09/02

タイトル(英語): Blur Identification and Image Restoration

- to DST from DFT -

著者名: 藤山 直之(立命館大学),野崎 陽(立命館大学),黄冬亮 (立命館大学),杉本 末雄(立命館大学)

著者名(英語): Naoyuki Fujiyama(Ritsumeikan University),Akira Nozaki(Ritsumeikan University),Huang Dongliang(Ritsumeikan University),Sueo Sugimoto(Ritsumeikan University)

キーワード: 半因果的確率モデル|カルマンスムーザDFT|DFT|DST同定|semi-causal model|kalman smoother|EM algorithm|DFT|DSTidentification

要約(日本語): 　本研究は，原画像に対する統計量が未知であり，かつ未知ぼやけ関数と雑音印加により劣化を受けている画像に対し，半因果的確率モデルに基づいて，画像モデルの同定と画像修復を行う．

　画像モデルをベクトル・行列表現すると，疎な対角状の帯行列が表れ，その行列を巡回行列および他の適切な行列で近似すると，離散フーリェ変換行列(DFT)および離散サイン変換行列(DST)により対角化でき，画像を行ごとに分割して扱うことができる．ここで，EMアルゴリズムとカルマンスムーザを適用し，未知画像モデルと未知ぼやけ関数の同定を行い，同時に原画像の推定を行う．

　また，DFTおよびDSTを用いる行列の近似法について考察し，近似の影響を抑える補正アルゴリズムを提案する．最後にシミュレーション実験により本手法の有効性を示す。

PDFファイルサイズ: 3,364 Kバイト