円偏光を用いた強磁性半導体の磁化方向操作

カテゴリ: 部門大会

論文No: MC4-7

グループ名: 【C】平成14年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集

発行日: 2002/09/02

タイトル(英語): Manipulation of magnetization orientation by circularly polarized light in ferromagnetic semiconductors

著者名: 大岩 顕(東京工業大学)

著者名(英語): Oiwa Akira(Tokyo Institute of Technology)

キーワード: スピントロニクス|磁性半導体磁化反転|磁化反転|円偏光|spintronics|magnetic semiconductors|carrier-induced magentism|magnetization switching|circularly polarized light

要約(日本語): これまで強磁性体の磁化方向制御には外部磁場印加が唯一の手段であると考えられてきたが、近年、MRAMなど磁性体を使った新機能デバイスの研究が進展するに伴い、無磁場で磁化方向を操作する技術の確立が重要な課題となっている。最近、我々は、キャリア誘起強磁性として知られるIII-V族強磁性半導体(Ga,Mn)Asに円偏光を照射してスピン偏極キャリアを生成すると、非平衡キャリアのスピン偏極方向に応じて (Ga,Mn)Asの磁化方向が無磁場で大きく変化することを見出した。講演ではこの円偏光照射実験の詳細とスピン注入磁化反転への展開を発表する。

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