一貫プロセスシミュレータによる品質予測

カテゴリ: 部門大会

論文No: MC7-8

グループ名: 【C】平成14年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集

発行日: 2002/09/02

タイトル(英語): Quality Prediction by building a Consistent Process Simulator

著者名: 大貝晴俊 (新日本製鐵),伊藤 雅浩(新日本製鐵),平山 隆(新日本製鐵)

著者名(英語): Harutoshi Ogai(Nippon Steel Corporation),Masahiro Ito(Nippon Steel Corporation),Ryu Hirayama(Nippon Steel Corporation)

キーワード: 一貫プロセスシミュレータ|鉄鋼予測|予測|モデル計算モジュール物理モデル|Consistent Process Simulator|Steel Industry|Shape|Prediction|Model Calculation ModulePhysical Model

要約(日本語): 鉄鋼において一層の生産コスト削減、鋼材品質向上をはかるには、前後工程にまたがったプロセスの最適化、工程間最適制御の実現が重要である。本報告では、熱延後の形状を対象にその高精度予測を実現する一貫形状予測シミュレータの構築とその結果について述べる。シミュレータは、圧延された鋼板の長手方向の複数位置の幅方向、厚み方向の温度、応力、変態量を、各種の冷却過程（水冷、空冷、巻取り、巻き戻し）を通じて共通に計算する高速モデル計算モジュールを開発し、その利用で実現した。製造現場での実績データを用いてシミュレータを調整して、常温まで冷却された最終形状と予測形状との精度比較を行ない、予測が利用できることを確認した。

PDFファイルサイズ: 4,126 Kバイト