遠赤外線放射体の試作と医用赤外線画像検査への応用

カテゴリ: 部門大会

論文No: TC7-25

グループ名: 【C】平成14年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集

発行日: 2002/09/02

タイトル(英語): Experimental Setup of the Far-IR Radiator and Applications of Medical Infrared Imaging

著者名: 水戸部,一孝|吾妻辰則,|尹鍾賢,|片寄,喜久|鎌田,収一|小川,純一

著者名(英語): Kazutaka Mitobe(Akita University),Tatunori Agatuma(Akita University),Jong/Hyun Yoon(Akita University),Yoshihisa Katayose(Akita University),Shuichi Kamata(Akita University),Jun-ichi Ogawa(Akita University),Noboru Yoshimura(Akita University)

キーワード: 遠赤外線|サーモグラフィ乳ガン|乳ガン|放射体|far infrared rays|thermography|natural zeolite|breast cancer|radiator

要約(日本語): 　本報告では，天然ゼオライトを原材料とした薄型化および大面積化が可能な遠赤外線放射体の製造方法を考案し，遠赤外線放射体の分光放射特性および表面性状を評価した．その結果，天然ゼオライトとバインダーの重量比が0.7：1.0の条件で最も表面性状に優れること，2000?400cm^-1で80%以上の高い放射率を示すことを明らかにした．さらに，これを用いた遠赤外線ヒータを作製し，乳ガンの医用サーモグラフィ検査において，患部の温度を積極的に変化させるための熱源としての利用を検討した．その結果，進行したガン組織では正常な組織と比べて温度変化パターンに優位な差があることを明らかにした．

PDFファイルサイズ: 3,930 Kバイト