神経束を伝導する分布電流源がつくる磁界についてのシミュレーションによる検討
神経束を伝導する分布電流源がつくる磁界についてのシミュレーションによる検討
カテゴリ: 部門大会
論文No: GS4-2
グループ名: 【C】平成15年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2003/08/29
タイトル(英語): Simulation study on the magnetic fields induced with distributed electric current sources moving along a nerve bundle.
著者名: 早見 武人(広島市立大学),樋脇 治(広島市立大学)
著者名(英語): Takehito Hayami(Hiroshima City University),Osamu Hiwaki(Hiroshima City University)
キーワード: 神経磁界|生体磁気|神経束|シミュレーション|neural generation of magnetic fields|biomagnetism|nerve bundle|simulation
要約(日本語): これまでSQUIDによる神経磁界計測は主に脳に関して行われてきたが,近年では四肢や体幹に関する計測の研究が進められつつある.神経を伝わる電流は周囲の磁界分布のパタンを変化させるが,このような複雑なパタン変化が発生する原因の一つとして,神経束を構成する神経の伝導速度の違いが考えられる.神経の伝導速度の違いは神経束内の電流源の空間的な分布を時間の経過に従って変化させ,それに応じて磁界パタンも変化する.そこで本研究では,神経束内を伝導する分布電流源と磁界パタンの関係について,シミュレーションを用いて検討した.この結果は神経磁界計測によって神経の分布に関する情報を得るための手がかりになると考えられる.
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