リスク型評価関数に基づく予測制御方式

カテゴリ: 部門大会

論文No: GS12-1

グループ名: 【C】平成15年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集

発行日: 2003/08/29

タイトル(英語): Risk based Predictive Control

著者名: 飯野 穣(東芝電力・産業システム社),松本 茂(東芝電力・産業システム社)

著者名(英語): Iino Yutaka(Toshiba Corporation Industrial and Power Systems & Services Company),Shigeru Matsumoto(Toshiba Corporation Industrial and Power Systems & Services Company)

キーワード: 事業リスク|事業収益|予測制御|確率的外乱|期待値逐次最適化|business risk|business profit|predictive control|stochastic disturbance|expectationiterative optimization

要約(日本語): 自由経済における利益最大化と事業リスク低減は企業経営戦略の基本ルールである。品質管理技術など製造現場から経営学へ発展した技術は多いが、経営戦略手法を体系化したシステム理論的研究はまだ少ない。そこで、制御理論を経営戦略問題へ拡張すべく、収益とリスクを評価関数とした予測制御方式を提案する。本手法は、自由市場を想定し、収益と損失リスクを評価関数あるいは制約条件で考慮する。市場価格変動、販売量の変動下での経営戦略決定問題を移動時間窓型評価関数による予測制御方式の枠組みで定式化し、確率的外乱下での期待値最適化問題として数値的に解く。例題として事業投資の例で基本的な定式化を紹介し、発電設備の起動停止最適スケジューリング問題へ適用し、有効性を検討する。

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