単旋律におけるギター運指の最適化

カテゴリ: 部門大会

論文No: GS18-4

グループ名: 【C】平成15年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集

発行日: 2003/08/29

タイトル(英語): Optimization for Guitar Fingering on Single Notes

著者名: 伊藤雅 (愛知工業大学),林田 巧(日本システム開発)

著者名(英語): Masaru Itoh(Aichi Institute of Technology),Takumi Hayashida(Nihon System Kaihatsu Inc.)

キーワード: 単旋律|ギター|運指|動的計画法|ロスタイムマンハッタン距離|single notes|guitar|fingering|dynamic programming|loss-timeManhattan distance

要約(日本語): 　本稿では,対象を単旋律に限定したギター運指の最適化を提案する。楽譜の音符は時系列に並ぶため,ギター運指の最適化問題は音符を段階とする多段決定問題に帰着することができる。多段決定問題を解くには動的計画法が極めて有効である。

　負荷の少ない運指動作ならば,滑らかなギター演奏が可能となる。本稿では最適な運指を音の途切れている時間,つまり,ロスタイムの少ない運指と定義する。ロスタイムとなる動作は離弦・ポジション移動・押弦の3つのステップ動作に分解することができ,これらからDP漸化式の遷移コストを決定する。特にポジション移動では,フレット方向の移動と弦方向の移動にマンハッタン距離の概念を応用する。

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